映画のご紹介!『A I K I』良い映画ですよ!

2002年公開の日本映画ですが、公開当時の印象は全くないんです(^^;)


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僕がブログで映画をご紹介しているのは、「個人的に好きな映画なんですけれど、凄く良いので観て欲しいなぁ~」的な感じが無くもないんです。
押し付けない意味で、そー言うのって有るじゃないですかぁ?(^^ゞ

この『AIKI』もそういう作品のひとつなんです。
なんですが、公開当時は公開されている事自体知りませんでした。
CSに“チャンネルNECO”というチャンネルが有るのをご存知ですか?
そのチャンネルでたまたま観たんです。
でも、「映画館で観たかったなぁ・・・」と思いました。

主人公が障がいを持った人物なので、重い印象を持って敬遠する方もいるかも知れませんが、僕の印象は青春映画、または主人公の成長物語であり、観ている側が自分に照らして投影出来る作品だと思いました。

色々述べたい作品なんですが、取り合えず


ストーリー


芦原太一(加藤晴彦)はボクシングで新人王を目指している伸び盛りの青年です。
傍らには恋人の“ちか”も居て、まさにこれから昇って行こうとしている時でした。

ところが・・・
突然の交通事故でした。
ちか”をバイクの後ろに乗せて走らせていた時に、白い乗用車が飛び出してきました。
避けて転倒した“太一”は気を失い、目が覚めた時は病院のベッドの上でした・・・

目が覚めた“太一”に医者は、「命が有っただけラッキー」と言います。
「有り難う御座いました」とお礼を言う“太一”でしたが、徐々に自分の足が動かない事に気が付きます。
ある時医者へ復帰の時期を訪ねると、ボクシングは諦める様に言われます。
脊髄が損傷していて、一生車椅子の生活になる事を告げられます。

天国から地獄へ落とされた“太一”は、事故で肋骨と足を折って同じ病院に入院していた“ちか”が病室へ来ることすら拒絶するようになります。
“ちか”は“太一”の姉に「ちかちゃんの人生まで巻き込む必要は無いと思う」と別れを勧められ、“太一”のもとを離れます。

退院後も荒れた生活は続き、昼からアルコールを飲み、夜は飲み歩く毎日です。
面白く無い毎日。
ある時、3人組の不良と喧嘩になり、暴行を受けていた“太一”をテキ屋の“松太郎(桑名正博)”に助けられた事がキッカケで露天商でアルバイトをすることになります。
そこで“サマ子(ともさかりえ)”と名乗る女性に出会います。

“サマ子”は昼は神社で巫女のアルバイトをしていて、“太一”と顔を合わせる事が多くなります。
“太一”を障がい者としてでは無く、普通の友達として接してくれる“サマ子”に“太一”は心を開くようになります。

次第に明るさを取り戻してきた“太一”はボクシングへの情熱を思い出し、ジムへ通わせてくれるように懇願しますが、断られます。
何かに熱中したい“太一”は空手道場や柔術の道場へ入門を打診して回りますが、何処からも断られてしまいます。

再び苛立ちを覚える“太一”は、偶然“サマ子”がアルバイトをする神社で『大東流合気柔術』の演武を目にします。
そこには、師範の“平石正嗣(石橋凌)”の不思議な技が有りました。
どうせ駄目だろうと考えながらも入門をお願いすると、「今日は急ぐので、こちらから連絡します」との返事。
後日、入門を許されます。

道場に通い出した“太一”は、どんどん合気の魅力に魅せられて、熱中する中で本来の自分を取り戻していきます。
合気と出会った事で、自分の人生に再び向き合おうとする“太一”でしたが・・・





この作品の面白いところは、前半の1時間と後半の1時間でガラッと色が変わる所です。
突然障がい者となった主人公の苦悩を丁寧に描き、半身不随となった人物の不自由な生活も丁寧に描かれて居るのですが、それだけではなく合気と出会ってからの主人公の生きる喜びの様な事も描かれており、観終わった時には清々しい気持ちにさせてくれます。
と、同時に合気の魅力もとても良く描かれています。

映画のベースとなるテーマは重いものなのですが、全体的にキチンと娯楽作品として出来上がっていて、同時に見る側へ訴える物も有り、僕は「観て良かったぁ!」と素直に思いました。

もし、機会が有りましたら、皆さんも是非!

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