映画のご紹介!『ステキな金縛り』タイトルの通り素敵な映画です!

「ステキな金縛り」2011年公開の三谷幸喜監督作品です。


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「ステキな金縛り」は2011年公開の、三谷幸喜脚本・監督の作品です。
三谷さんは、脚本家として注目を集めていましたが、1997年に「ラヂオの時間」で映画監督としてもデビューしました。

この「ラヂオの時間」もそうなのですが、2本目の「みんなのいえ」等も、かなり面白いのですが、興行的な意味ではイマイチ成功とは言えなさそうな感じです。
そんな中、次作の「THE有頂天ホテル」が興行的成功を収めた事で、映画の世界でも注目されます。

三谷さんは、アメリカのドラマ「奥さまは魔女」等のシチュエーションコメディを好んでいる様で、ご自身が脚本を手掛けた「やっぱり猫が好き」を始めとする、その後の作品でもその辺が伺えます。
その三谷幸喜監督が、「THE有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」のヒットに続き制作したのが「ステキな金縛り」です。


<ストーリー>


ストーリーは、大分荒唐無稽なコメディですが、会話のテンポも良くて面白いです!
妻を殺害した容疑で逮捕された“矢部”の弁護を、主人公であるダメ弁護士“宝生エミ”が引き受ける事になった事から物語は始まります。
無罪を主張する“矢部”が自分のアリバイを語るには、犯行時間には「旅館で金縛りにあっていた!」ということ。
落武者の幽霊に乗っかられて動けずにいたと証言をするのです。

駄目弁護士の“エミ”は、それならば証人として落武者を連れて来れば良いのでは?と考えるに至り、相当なダメっぷりを発揮します。
そのダメなイソ弁“エミ”を、ボス弁“速水”はすでに諦めているかの様な寛容さで好きにさせます。

“矢部”が金縛りにあっていたと主張する旅館に出向いた“エミ”。
如何にも何か出そうな雰囲気を醸しながらひっそりと建つ旅館“しかばね荘”。
その経営者も最早幽霊なのでは無いかと思わせる位の不思議キャラを発揮して、三谷ワールド全開となります。

一向に現れない落武者を待ちきれずにウトウトする“エミ”が、身体が重いのに気付き目を覚ますと、目の前に落武者の顔が映ります。
驚き叫ぶ“エミ”に落武者の幽霊も驚きます。
落武者は“更科六兵衛”と名乗ります。
駄目だけれど弁護士の使命感だけは強い“エミ”は、“六兵衛”に“矢部”のアリバイを確認します。
“六兵衛”は“矢部”のアリバイを証言します。

“エミ”は歓喜して、証人として“六兵衛”を連れて帰る事にします。
途中に寄ったファミレスで、食べられないのに沢山の注文をせがむ“六兵衛”ですが、他の人には“六兵衛”は見えないので“エミ”が変な目で見られます。
そんな中、“六兵衛”の方を見て、驚き逃げ出す男が居ました。

事務所に帰った“エミ”は、ボス弁“速水”に「六兵衛を証人として出廷」させる事を進言します。
しかし、“速水”には“六兵衛”の姿が見えません。
“エミ”は、自分が“速水”の部屋から退室している間の行動を“六兵衛”に監視させて、それを言い当てる事で“速水”を信じさせます。
“速水”も「前代未聞の裁判になるぞ!」と興奮します!

でも、裁判官にも傍聴人にも“六兵衛”は見えないので、どのように裁判を成立させるのか!
“エミ”は“矢部”や自分、それにファミレスで逃げ出した男と、見える人間と見えない人間が居る事に気付きます。
その事が、後々重要な鍵になるのですが、幽霊を裁判の席で証言台に立たせる事で、それを取り巻く人達が起こすドタバタコメディが、この作品です。
あともうひとつ、駄目弁護士“エミ”の成長物語でも有ります。
三谷作品の特徴でもある、登場人物の多さや、俳優さん達の間の取り方と言葉のチョイス。
どれをとっても楽しい作品なので、見たことが無い皆さんは是非!

やっぱり、「オースティンパワーズ」や「裸の銃を持つ男」の様に下ネタをふんだんに使った作品も面白くて好きなんですが、下ネタを一切使わずに作るコメディは凄く難しいと思うんです。
そんな意味でも三谷作品は好きですね!(^^)

最後に、「ステキな金縛り」とはまったく関係ないですが・・・(^^ゞ
三谷さんが若い頃に脚本を手掛けた(全部じゃないですが)、「やっぱり猫が好き」というフジテレビの深夜枠で放送されていた30分のコメディドラマが有りました。
登場人物は3人で、恩田三姉妹の会話だけで成り立つドラマでした。
その中に「ひい爺さん・いい爺さん・異人さん」というタイトルの回が有ります。

これがちょー面白くて!
“赤い靴”っていう童謡は皆さんご存知ですよね?
その“赤い靴”の歌詞に、『異人さんに つれられて いっちゃった🎶』って部分が有ります。その歌詞について三姉妹で意見が分かれてしまう話なんです。
タイトルの通り、「ひい爺さんだ!」「いや、いい爺さんだ!」「あんたたち何言ってんの?異人さんでしょ!」といった会話だけで成り立つのですが、ホントに秀逸な作品です!
見たことない方でも、機会が有ったら試しに見てみて下さい!!!

それだけです( ̄▽ ̄;)
以上、すみませんでした・・・

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