『人のセックスを笑うな』題名とは裏腹に普通の映画です。
山崎ナオコーラ原作の小説を映画化した2008年の作品です。
主演は、松山ケンイチさんで、ヒロインは永作博美さんです。
でも、お二人のダブル主演と言っても良さそうな作品ですね!
その他のキャストに、蒼井優さん忍成修吾さんが居ます。
他の出演者さんも居ますが、基本上記の4名だけで物語は進んでいきます。
映画の内容は、平たく言うと大学生の青年と39歳の女性の恋を描いた作品です。
ちょー平たく言うとですが(-_-;)
ストーリー
美術大学へ通う“みるめ(松山ケンイチ)”は同じ学校へ通う“えんちゃん(蒼井優)”と“堂本(忍成修吾)”と一緒に軽トラ移動中に、「終電に乗り遅れた上に靴擦れを起こした」と困っていた“ユリ(永作博美)”のヒッチハイクに遭います。
後日、大学で煙草を吸う為に喫煙所に行く“みるめ”が、隣に座る女性に火を借ります。
その女性が“ユリ”でした。
みるめは、「あの時の女性」である事に気付いたようですが、ユリは全く気付いていない様子です。
みるめは、何故ここにあの時の女性が居るのかに関心がある様子。
ユリが校内の地下に降りていくのを見ていたみるめは、そっと後を付けて行き、ユリが“視覚デザイン科 リトグラフ研究室”で作業をしているのを見つけます。
中を覗くみるめに気付いたユリは、みるめを中へ招き入れてリトグラフの製作を手伝わせます。
特にお互いに自己紹介をするわけでも無く、不思議な空気が流れていきます。
えんちゃんがアルバイトをする映画館で偶然会ったりする中で、お互いの中に恋愛感情が芽生えて行くのですが、ある日リトグラフの手伝い中にユリから「絵のモデルをやらない?」とみるめが誘われます。
ユリは自分のアトリエを借りていて、そこでモデルをやって欲しいとの事。
約束の日にアトリエに行く為に電車に乗り、駅(駅の名前が“西桐生駅”となっているので群馬の話しと思われます)に降りると、ユリが自転車で待っています。
2人で自転車に乗ってアトリエに向かい、早速モデルの準備に・・・
1枚1枚みるめの服を脱がせていくユリは、最後に残ったパンツも脱げと言いだします。
沈黙の後・・・
授業中の教室へ場面が変わります。
みるめがもじもじしながら堂本にコソコソと耳打ちすると、堂本が
「えー(@ ̄□ ̄@;)!!」
と大声でビックリしますので、コソコソ話の内容はおそらくユリと○×○×な関係になった事の報告だったのでしょう( ̄ー ̄)ニヤリ
その後も、ユリのアトリエでの2人の関係は続き、ラブラブなシーンも有ったりして、歳の差カップルの純愛映画な感じが全面に出て来ます。
ある日みるめは、ユリに会いに“リトグラフ研究室”へ行くと、部屋が真っ暗になっていました。
友人に聞くと「休校だよ!」との事。
気になった“みるめ”は、学生課で“ユリ”の住所を調べて突然訪ねていきます。
すると・・・
衝撃の事実が発覚しますぅぅぅ~・・・
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ここから先を書いてしまうと、完全に内容が分かってしまうのでこの辺で!
僕は、この作品の原作を読んでいないので、映画のみしか知らないのですが、この映画はゆっくりと流れる各シーンや役者さんのセリフの間の取り方等、とても面白い作品です。
そして、人間の感情を表現した作品でもあると思います。
人それぞれに、感情をコントロール出来る方も居れば、上手く気持ちを表現出来なくて誤解されてしまう方も居ると思いますし。
実社会でもよくあると思いますが、「何でこーなっちゃうかなぁ~(;_;)」という・・・
この映画は、そんな事も描いて居たりするのかな?
それともうひとつ!
作品の挿入歌として、劇中の要所要所で使われている“武田カオリ”さんの『Angel』が大変素晴らしく、皆さんにも是非聴いて欲しい曲です!
では!