フットルース、アメリカ映画です。
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1984年に公開されたケヴィン・ベーコン主演のアメリカ映画です。
色々な意味で僕の趣味に合っている映画なんですが、この映画の最大の特徴は、映画とタイアップした挿入歌のヒット率です。
主題歌は映画と同じタイトルで、ケニー・ロギンスが歌い大ヒットしました。
今でも、テレビ番組等でバックに流れる事が多いので、イントロを聴けば分かる方も多いと思います。
記憶が薄いのですが、映画公開当時にアメリカの音楽チャートで、トップテンの内5~6曲位をフットルースの挿入歌が占めてしまった記憶が有ります。
ヒットした曲名を挙げると、
フットルース(主題歌です) Let's Hear It For The Boy(たまらなく好きな曲です!YouTubeに有ったので良かったら聴いてみて下さい!) パラダイス(日本のドラマの主題歌にも使用されています) ヒーロー(大映ドラマのスクールウォーズの主題歌ですが、勿論カヴァーです) ネバー(こちらもカヴァーバージョンが、同じく大映ドラマで使われました)
僕の記憶に有るのはこの位ですが、この他にもチャートに乗っていた曲が有ったと思います。
映画のジャンルで言うと“青春映画”といったところだと思います。
・・・
青春映画って、言葉に出すと恥ずかしいですね(笑)
ストーリーですが、ケヴィン・ベーコン演じるシカゴ生まれのレンが、母親と一緒に田舎の町“ボーモント”へ引っ越してきます。
大都会のシカゴで育ったダンスが大好きなレンは、ロックミュージックと共に生きてきました。
しかし、ボーモントではダンスもロックも禁止だと言います。
驚くレンですが、にわかには信じられない様子。
しかし、通学中の車の中で“ポリス”のテープを爆音で聴いていると、ポリスに停車を命じられカセットテープを没収されてしまいます。( ̄▽ ̄;)
何故、そんな事になってしまったのか?
実はボーモントで牧師をしているショーの息子が数年前に事故で亡くなり、その原因は若者を堕落させるロックやダンスだと考えました。
ショーは、町の人々から尊敬を集める人物で、先頭に立ち“ロック・ダンス禁止令”を出し、町の大人たちもそれに賛同したのです。
小さな町の中で、レンの存在は目立っていきます。
大人達は勿論、学校の中でも浮いた存在となり、次第に孤立していきます。
レンは、孤独と戦いながら、何処へぶつけて良いか分からない怒りが膨らんでいきます。
そんなレンにも少数ながら、仲間達が出来ます。
仲間のひとりエリエルは、“ロック・ダンス禁止令”を先導するショーの娘で、兄の死と、兄の死に苦しみ続ける父に挟まれ自暴自棄になっていましたが、レンとの出会いによりエリエルにも変化が生まれます。
ある日、レンはダンスパーティーの開催を思いつきます。
その日からレンと仲間達による大人達への説得が始まります。
果たしてレン達は、無事にパーティーを開催できるのか・・・
この映画で感じることは、若い世代が青いなりに若者特有の推進力で、親世代を言葉と行動力で説得して実行する力です。
エルヴィスの時代から、ロックは不良の音楽と言われ、近年は完全に市民権を得た上で文化として認められたと思うのですが、そうなるまでには沢山の人間の努力が有ったと思います。
映画では、その過程を見ているかの様な感じがします!
昔の映画なので、画像が大分古い感じなのですが、2011年に『フットルース 夢に向かって』のタイトルでリメイクされていますので、そちらは見やすいです!
全体に現代風に直されていますが、ストーリーや描写、挿入歌もオリジナルと全く同じ作りになっていて、昔の作品を知っている方にも違和感は有りませんし、初めて見る方にもお薦めできます!
熱い映画なので是非ご覧になって下さい!