矢沢永吉ソロ50周年の年に、7年振りの東京ドーム公演。
しかも2daysです!なんだか凄いものを見た気がします・・・
矢沢さんの音楽を自らの意思で聴くようになって42年くらい?
ライブへ行くようになってからは35年。
いや、もうちょっとか・・・
矢沢さんは今年76歳になられました。
ネットを見ると、プロの方の記事も含め沢山の方が当日のライブレポを載せているので、僕は自分の感想的なお話をしますね!
矢沢永吉
僕が矢沢さんを認識するようになったのは、日比谷野外音楽堂でのキャロル解散コンサートを、多分TBSだったと思うんですが放送してたんです。
その時は、僕も幼稚園くらいだったかな?
訳も分からず、ただインパクトが凄くて記憶に残ったってだけだったんです。
その後、小学生になった頃の日本は歌謡曲全盛でテレビ媒体が全ての時代だったので、僕もテレビのベストテン等を観て学校で話題にするみたいな感じでした。
それが一変した出来事があって、それはSONYのウォークマンの登場でした。
当時凄く高くて、当然小学生の僕が買ってもらえる筈もなかったのですが、、、
僕の父はを秋葉原の家電量販店に勤めていて、最新の家電が結構家に有りました。
例えば、当時はビデオなんて一般家庭に無い時代だったんですが、僕の家にはありました。
でも、録画という概念が無い時代だったので、学校で友達に説明しても全く意味を理解してもらえない、そんな時代でした。
少々話が脱線しましたが、ウォークマンが発売された当時僕はまだ小学生だったのですが、歳の離れた兄は高校生でした。
兄がウォークマンを買ったんです。
聞いたことはないけど、もしかしたら父経由で少し安く買えたのかな?
なんにしても、当時は革新的だけれども高価なウォークマンが我が家にあったんです。
買ったはいいけど、僕には全く触らせてくれない。
でも、ある時お古を貰える時が来たんです!
それからは、外出するときは常にウォークマンを携帯!
色々な音楽に興味を持つようになりました。
当時、レンタルレコード屋さんが沢山あって、著作権の問題もあまり確立されていなくて、カセットテープにダビングした物を20本位ケースに詰めて持ち歩いていました!
小学生ですよ!(笑)
中学生に上がるころにはどっぷり洋楽にハマっていて邦楽はほとんど聴かなくなっていたんですが、きっかけは忘れましたが、ある時矢沢さんのアルバム『I am a Model』を聴いて衝撃が走ったんですね。
もうビックリして、矢沢さんの他の音源も探るようになって、それからは現在に至るまで離れられなくなったと言うわけです。
矢沢永吉IN東京ドーム2025
前置きが長くなりましたが、それくらい矢沢さんが長くやっていて、しかも音楽の魅力を失わず、多くの人への吸引力をも失わずにいるということです!
1978年(昭和53年)に“後楽園球場”でライブをやって以降、1988年(昭和63年)・1989年(平成元年)・2015年(平成27年)・2018年(平成30年)に東京ドーム公演を行い、そして今回の2025年(令和7年)です。
余談ですが、個人的に特筆すべきは1978年の後楽園球場ライブだと思っています。
あの時代に、矢沢さんのスタイル、音楽のジャンルでスタジアムライブが出来ている、満員に出来ているというのは驚異的です。
さて、話を戻しまして、、、
今回の2daysですが、初日は僕の都合が悪くて行くことが出来ませんでした。。。
奥さんは行きました。
で、僕は11月9日の日曜日!
2日目でした!
何処へ行くにも車な僕は、アキッパ等の駐車場予約サイトでの争奪戦に敗れてしまったので、当日朝早くに現地到着してコインパーキングを探すことに!
実は、ドーム近くの駐車場で、朝9時迄に入庫すると1日3000円てとこがありまして、そこへGO!!!
そのパーキングですが、9時を過ぎての入庫だと5000円となります。
何故だろう。。。
8時に地元の友人を迎えに行って首都高で飯田橋へ!
日曜日の朝は首都高も凄く空いていて、8時40分には着いてしまいました。
目当てのコインパーキングはまだ🈳の文字があってすんなり止めることが出来ました!
まだ時間が早いけれど、車から降りてドームへ行ってみます!

東京ドームホテル前のビジョンに永ちゃんの動画が!
これだけでテンション爆上がりです!
右側には営業終了して久しいスカイフラワーが。
小学生の頃、日ハムの試合を観戦に来ると試合中にいっつも見えていたのが懐かしい!
LIVE
我が家は日テレプラスも契約しているし、配信も含めて初日の様子を観る事は出来ましたけれど、あえて観ない!
ネットも見ない!
情報シャットアウト!(笑)
奥さんが帰宅しても、内容は一切話さない様にお願いしました。
そんで当日を迎え、朝から行っていたにもかかわらず会場に入ったのは16時20分!
開始40分前です!
席に着くと、座席には最近恒例のフリフラが!
ザイロバンド的なやつです。
時間になり会場が暗転するとフリフラがひかり、無数のレーザーが舞います!
レーザーではなくレーザーっぽいライトかも・・・
って、そんなことはどうでもよくて、恒例の炎も立ち上がります!
1曲目は“レイニー・ウェイ”。
2018年の時と同じですね!
ムービングステージではないけど。
途中の「ベイビー!」っていう合いの手はなかったですが、この曲はあらためてカッコいい!
オープニングとして最適であると思ったけれど、前日のオープニングが“さまよい”だったと知って「それも上がるな!」などと思いました!
そんで2曲目!
“Rambling Rose”!
これはぶち上がりましたよ!
久しぶりだったこともありますが、この曲はギターがかっこよすぎる!
矢沢らしいROCKで、なんていうか“腰”で歌う曲というか、ギターで疾走感を出すような曲ではなくてミディアムテンポの地を這うようなROCK!
3曲目は~とか言ってると全曲感想を述べてしまいそうなので、少しワープします・・・
9曲目に“共犯者”~“MARIA”のメドレー的な流れ。
“共犯者“は最後の「イェイイェイイェイイェイイェーーーイ!」のところまでは歌わず、“MARIA”は最後の「褪せた写真を♪」のパートは歌いませんでした。
でも、この2曲は良かったなぁ~・・・
いつもよりROCK色が強かったように思いました。
全体に言えるんですが、トシ・ヤナギとジェフ・コールマンのツインギターは相性がいいのかも。
11曲目の“ワン・ナイト・ショー”は言うまでも無いのですが、矢沢ROCKの傑作と言ってもよいような曲で、今回のバンド布陣には特にピタッとハマったように思います!
最近よくやる、間奏でのジェフ・ダグモアとくわGのドラムとパーカッションバトルも本当に最高で、途中から野崎森男のベースも加わり、くわGと森男さんのポルノ組も当然相性ばっちりで・・・
いやいや、最高でした・・・
奇跡のような“ワン・ナイト・ショー”からの12曲目が“ HEY YOU…”。
激しさから優しさへ・・・
極上の、矢沢バラードの傑作!
いつも思っているんですが、永ちゃんの音楽的評価は低すぎると思うんです。
16曲目の“A DAY ”~ “I LOVE YOU,OK”メドレー。
“A DAY”はいいですねぇ・・・
本当に美しい曲。
そして、17曲目の“YOU”。
“YOU”を始めて聴いたのがいつだったかは覚えていないですが、数十年前に聴いて以来、未だに飽きない名曲。
聴くたびにゾクゾクする。
『誰かのフェラーリ 流れるタンゴ 人には 人の夜』
亡くなった、ちあき哲也さんの詩です。
この歌詞が、矢沢さんの切なさをえぐるようなメロディにピタッとハマって、そしてROCKサウンドというかギターが切なさを倍増させるというか・・・
もう大好きです!
本編最後は、NEWアルバムから唯一選曲された“真実”。
この曲も不思議な曲で、何度聴いても飽きないというか、不思議な曲。
近年の矢沢さんらしい曲と思うんですが、良いですね。
ENCORE
アンコールは、3曲。
“鎖を引きちぎれ”。
“止まらないHa~Ha”。
“トラベリン・バス”。
でした。
アンコールはお祭り騒ぎで(笑)
アンコール1曲目が“鎖を引きちぎれ”はヤバいでしょ!
ここでぶち上がったら、もう止まらない!
やっぱ最後は“トラバス”ですよね!
僕ね、個人的には“止まらないHa~Ha”は無くても良いんです(笑)
決して嫌いなわけではないけれど、やらなくても・・・
が、しかし!
“トラベリン・バス”だけはやってくれなきゃ困る!
国立競技場の時、僕は初日に行ったんですが“トラバス”やらなくて。
2日目にやったと聞いて、どれだけ悔しかったか!(笑)
あの曲もね、歌詞がグッとくるんですよ。
西岡恭蔵さんの。
『若いお前は ロックンロールに憧れ』って、熱くなるでしょ!
ロックンロールの歌詞として、これ以上のものがあるのかと思ってしまいます。
永ちゃんがよく言う「1+1が5にも8にもなる」ってやつです。
永ちゃんの曲あっての矢沢永吉ですが、優れた歌詞を提供してくれる作詞家さんがいて、楽曲の魅力が倍増していると思います!

意外とよく聞くのが、「東京ドームは音響が悪いからやらないで欲しい」という他アーティストさんのファンの方の声です。
僕も矢沢さん以外の東京ドームコンサートは何度か来ていますが、確かに音が悪いと思う事があります。
特に記憶に残ってしまっているのが、プリンスのNude Tourの時の音響。
その数か月後に行ったCOMPLEXの解散コンサートの時は、それほど悪いとは思わなかったんですが。。。
ところが、永ちゃんのドーム公演で音響の悪さを感じたことは無いんです。
多分、これって凄い事なんだと思います。
矢沢の音響スタッフの凄さ、PAさんの技術。
矢沢さんを取り巻く全てを含めて矢沢永吉なんだと思います。
しかし、今回も矢沢の声は凄かった・・・
凄いしか出ない。
まだまだ出来るかな。。。